プレーンテキスト Markdown 時代の終焉 by morygonzalez
多くの人が関心を寄せているなにかを終焉させるタイトルにするとアクセスが増えそう
自分が知っている範囲でアンチ Markdown 勢は Scrapbox くらいしか思い浮かばず、
毎日githubでmarkdown書いてます。アンチじゃないよ
俺は<h1>がリポジトリ名の部分に使用されているのをちゃんと見ているので、プルリク本文やコメント欄では # 1つではなく # 2つで<h2>を最上位の見出しに使ってる。
markdownが埋め込まれる先のHTMLを読んで、正しい文書構造化を心がけています
エンジニアやデザイナーなど、 HTML を理解している人からしたら Markdown は簡単だが、そうでない人には難しい。組織内に非エンジニア・非デザイナー( HTML を書けない人)が増えてくると、途端に社内ドキュメント管理ツールがカオス( ・ や全角空白 で装飾された文書が氾濫)になる。
ぼくもそう思う
文書構造に意識がある人は、記法がなんであれ最終的に出力される文書の構造を意識して書くと思う 文書構造に意識を向けていない人は、見た目にしか興味ないと思う 以前、とある宣言文に対する理解を深めようと思って Markdown に起こしたときがあって、めちゃ苦労した 「これはなに… 見出し?」「この太字のやつと、この枠線がついたやつ、どっちが大事なの?」
雰囲気で装飾された文書から構造を正しく見出すのは極めて困難
装飾した本人も構造を理解できていないと思う
入力デバイスの話
問い
どれくらいマウスを使いたいか?
どれくらいキーボードで完結させたいか?
どれくらいタッチデバイスから書きたいか?
これらの問いへの回答によって、求める機能や重視する点が変わり得ると思う
# やら [] やらの記号を多用する記法、スマートフォンだと厳しいと思う
最近ぼくは「ドキュメンテーションツールだ」とか「整理できる」とか評さなくなってきた
とにかく思い付いたことを「そのまま吐き出しておける」そんなもの
「ドキュメントを整理したくて…」って人には「Scrapbox だと整理はできないかな〜」と言う感じ 「書く」上では記法の違いは誤差
「保管する」という観点では悩ましいとぼくも思う
「リンクする」って体験がよすぎて、ぼくにとってはこれが Scrapbox のコアバリューで、今のところ他では得られない体験なのでここに留まっている感じ いちばん「吐き出せる量が多い」そんなツールという位置付け
プレーンテキスト Markdown 時代
今のところ終わっていないと思う
Markdown 時代を生きてきた人々が「ベターな体験」を実現するツールをどんどん世に出す時代へ
でも別に Markdown は捨てていい
Markdown 時代を生きた我々の内に大事なものはある